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2022年5月1日

すねが痛いシンスプリントとは?治療期間やアイシングの方法も解説

こんにちは!

練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院です。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、部活が休みになったり、お仕事がリモートになったりと、

運動不足になってしまったという方は多いのではないでしょうか?

 

運動不足解消の目的で、最近ランニングジョギングを新たに始めたという方が増えています。

慣れない運動をいきなり激しく行うことで、体に痛みが生じてしまうことも少なくありません。

 

今回は、スポーツをしている方なら一度は聞いたことがあるケガの

『シンスプリント』についてお話していきます。

 

シンスプリントの症状、原因、予防方法、治療法から治療期間に加えて、よくシンスプリントと間違えてしまいやすい疲労骨折との見分け方とチェック方法などをご紹介します。

 

学生やランナーの方はもちろん、最近ダイエット目的でランニングやジョギングを始めたという方もぜひチェックしてみてください!

 

シンスプリントとは?

走るとすねが痛いシンスプリント

ランニングやマラソンをして走るとすねが痛い、ランニングの後にすねが痛いことはありませんか?

バドミントンをしていて、陸上で走るとすねが痛みことはありませんか?

 

バドミントンやランニング、陸上などのスポーツ障害の中でも特に発生頻度の高いシンスプリントは、非常に厄介なケガの一つとして有名です。

 

まずは、シンスプリントとはなにかですが、シンスプリントとは、別名脛骨疲労性骨膜炎とも呼ばれます。

脛骨というスネの骨の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。

 

シンスプリントは、下腿の筋肉の後脛骨筋・長趾屈筋・ヒラメ筋の筋肉が関係しています。

4,5月など中学生や高校生の新入生が部活を始める時期に多く見られます。

 

シンスプリントとは、ランニングやダッシュ、ジャンプなどが多い運動をしている学生が走るとすねが痛いと訴えます。

 

すねの痛みの感じる部位は、脛骨(足のすねの内側)の足のすねの内側でやや真ん中よりも下の方に痛みを感じることが多いです。

 

 

シンスプリントの症状

シンスプリントの位置

シンスプリントの症状からご紹介していきます。

運動中や運動後に、スネの内側(特に下半分)に痛みが出ることが多く、ズキズキとした痛みが特徴です。

 

歩くとすねが痛い、走るとすねが痛い、運動後などの安静時にもすねが痛いことはあります。

初期症状では、すねに不快感や痛みが運動開始時に現れ、その後、消えて運動が終わるころにまたすねが痛いと感じます。

 

そのまますねの痛みを我慢して運動を続けていると、運動中や日常生活中にもすねに痛みを感じることがあります。

 

シンスプリントになる原因

シンスプリントになってしまう一番の原因は筋肉の使いすぎ(=過度な負担)です。

陸上サッカーバドミントンなどジャンプダッシュが多いスポーツをしている方に多く、また大人よりも学生に多いとされています。

 

過度な運動によって、すねに付着している筋肉(ヒラメ筋・後脛骨筋・長趾屈筋)を使いすぎてしまい、

それらの筋肉が硬くなってしまうことによって、すねの骨の骨膜を強く引っ張ってしまい、骨膜炎をおこしシンスプリントになります。

 

それ以外にも、O脚やX脚などの骨盤・股関節の歪みや、足首の固さ、扁平足など、すね以外に原因がある場合でも骨膜炎を起こす可能性があります。

 

 

シンスプリントの治療方法

アイシングの氷嚢

シンスプリントの治療法として一番有効なものは『休む』ということです。

筋肉の使いすぎや環境の変化によって炎症を起こした部位には、『休む』という治療が一番有効なのです。

 

『休む』という治療法以外に代表的な治療方法として『RICE処置』が挙げられます。

RICE処置とは、シンスプリントや捻挫など、スポーツで起きるケガの治療として早く治すための代表的な応急処置の方法です。

 

R(rest)・I(ising)・C(compression)・E(elevation)と、4つの治療方法の頭文字をとって名付けられたRICE処置です。

日本語に訳すとそれぞれ安静・冷却・圧迫・挙上となっています。この処置を早期に行うことで治療期間が短縮され早く治すことができます。

スネの疲労骨折

 

R(rest)

すねの内側に炎症を起こし、ズキズキとした痛み、腫れがあるシンスプリントになってしまった場合は、

先程もご紹介した通りまずは練習を休むこと、つまり『安静』です。

 

練習を続けることによって炎症や痛み、腫れを助長させてしまうため、部活や運動中に「シンスプリントになってしまった!」と感じたら、ひとまず練習を中止しましょう。

程度によっては運動を続行できるケースもありますが、万が一重症だった場合、さらに悪化させてしまうケースもあります。

 

I(ising)

安静にした後に行ってほしい治療方法は『冷却』です。

冷却効果のある『イシング』は、運動中にケガをしたことがある方なら一度は聞いたことあるのではないでしょうか?

 

シンスプリントになってしまうと、痛みのある部位に炎症が起き、患部が腫れてしまいます。

そのため、早く治すために腫れをひかせる意味も含めてアイシングを行います。

 

アイシングには腫れをひかせる効果だけではなく、痛みを抑えてくれる効果もあるので必ず行っておきたい治療方法です。

 

注意点としては、早く治すためにと思い、アイシングを長時間続けていると凍傷といって低温やけどの恐れがあるため、間隔をあけて行いましょう。

 

目安としては、アイシングの時間と期間についてですが、15分間アイシングをして、10分間隔をあけて、再度アイシングを行う、といった流れで行うといいでしょう。

 

C(compression)

安静・冷却を行いつつ、さらに行ってほしい治療方法が残りの『圧迫』です。

圧迫することで痛みを抑えたり、腫れをひかせる効果がありとても重要です。

 

圧迫は、包帯やサポーター、ギブスなどで動きを制限しつつ、適度な圧迫を加えて固定します。

 

E(elevation)

最後に、RICE処置の『挙上』です。

挙上は、痛みの出ているすねを心臓よりも高い位置に保つということで、主に休んでいるとき、寝るときに意識しておきたい治療方法です。

 

歩くとき、スネを心臓の位置よりも高い位置に保つというのはほぼ無理に近いですよね…。

良い方法としては、バスタオルや布団をくるんで台を作り、その上に痛めた足を乗せて置くという方法です。

 

すねを心臓の位置よりも高く保つことによって、すねへ流れる血液の循環が良くなり、治療期間が短くなります。

上記の治療法をまとめると、シンスプリントになってしまったらまずは休む期間を確保して、安静にすることです。

 

そして、アイシングや圧迫、挙上などできる限りのことを行い、すねの痛みや腫れを最小限にとどめることで治療期間を早くなります。

 

シンスプリントの治療期間について

医師による同日通院の許可

シンスプリントは、練習を続けながらですと治る期間は長くかかります。

すねの痛みが少ない時に、すぐに安静にして休む期間を作れれば早く治すことができます。

 

治療しながら練習をしていると、治療期間は長くかかり、悪化してしまうと疲労骨折になることもあるので、

出来るなら早期に休む期間を作って治療をすることをオススメします。

 

シンスプリントの治療方法は、電気治療や硬くなった筋肉をマッサージなどで緩めることによって完全に治す、または再発を予防するといったこともとても重要になるため、

 

シンスプリントになってしまったかも?」と思ったら、早めに練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院にご相談ください。

 

間違えやすい「疲労骨折」との違いと見分け方

脛骨のレントゲン

最後に、番外編としてよくシンスプリントと間違えられる大きなケガについてご紹介していきます。

ズバリ、シンスプリントとよく間違えられるケガは『疲労骨折』です。

 

疲労骨折の初期症状とシンスプリントの症状がよく似ており、すねの痛みが出現する場所も同じことからよく間違えられてしまいます。

 

シンスプリントはもちろん、疲労骨折であっても初期のケースですとレントゲンに写らないためしばしばシンスプリントと誤診されてしまいます。

 

シンスプリントか疲労骨折かを見分け方には、整形外科でレントゲン検査のほかにMRI検査や超音波検査などの検査をして判断してもらえます。

MRI検査では、すねの炎症があれば画像としてわかるため有効な検査です。

 

「シンスプリントだと思いこんで練習を続けながらセルフケアを続けていたら実は疲労骨折だった…。」なんてこともよくあります。

 

もし、疲労骨折であれば長期間の運動が出来なくなります。

このような状態にならないように、すねの痛みを感じたら一度、練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院にご相談ください。

 

レントゲン検査やMRI検査も出来るスポーツ障害と得意としている整形外科さんにご紹介もさせていただきます。

 

 

シンスプリントの予防方法

シンスプリント予防では、いくつか考えられますがすねが痛い部位に負担をかからないようにすることです。

靴やシューズが合わないようでしたらスポーツ用品店などで一度自分の足の形やサイズを計ってもらい自分に合った靴に変えてみましょう。

 

身体に関してですが、主に、お尻の筋肉や体幹と言われる体を支える筋肉の強化。柔軟性の改善をしましょう。

なぜ、お尻や体幹の筋力の強化が大切なのかですが、この筋力がないと運動中に足にかかる負担が多くなるからです。

 

走ったりすると着地の際に、片足で支えてからさらに、前に進もうと蹴りだします。

 

その時に、筋肉が使えていなかったり弱かったりすると、バランスを崩して必要以上に太ももやふくらはぎのような下肢の筋肉に負担がかかってしまうからです。

 

そして、柔軟性が低下や骨盤のゆがみなどがあると、運動時に力が上手く使えなかったり、疲労が溜まり怪我の原因になります。

 

平和台スポーツ接骨院・鍼灸院の治療方法

走るとすねが痛いシンスプリントの位置

特に新入生の学生に多いと言われている脛骨疲労性骨膜炎のシンスプリントは、放置しておくと治療期間が長くかかったり、重症化してしまったりすると治る期間が遅くなるすねの痛みです。

 

さらに、悪化していると疲労骨折になる可能性ある怖いスポーツ障害です。

 

もしもシンスプリントのような走るとすねが痛い、歩くとすねが痛いなどの症状がご自身、あるいはお子様に出現してしまったら、練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院は、治療期間を短くするためにシンスプリントへの治療はこのように行います。

 

痛みの部位には、電気治療や鍼治療などして疼痛の緩和を行い、

姿勢や骨盤のゆがみ、柔軟性の低下に対して矯正や整体マッサージ、ストレッチやトレーニングなどを行います。

 

治す期間を少しでも短く出来るように、包帯やテーピングなどの処置も大切です。

 

さらに、自宅での電気治療の出来る機器をレンタルさせていただき、治療期間の短縮を目指しましょう。

 

練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院で、すねの痛みを診させていただいた時に、疲労骨折の疑いがあれば、レントゲン検査やMRI検査が必要と判断した場合には、整形外科さんにご紹介もしております。

 

まとめ

シンスプリントの原因・症状・治療法に加えて、間違えやすいケガについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

 

もし、足のすねが痛い、腫れていたり、歩くとすねが痛い、走るとすねが痛いなどの症状があったり、その他、スポーツによる症状も練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院にお任せください。

 

当院には、シンスプリント以外にも肉離れで来院される方も多くいらっしゃいます。

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