練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院です。
スポーツをしている人でケガをしたときにテーピング処置をしてもらったことや、自分でテーピングをする人も多くいると思います。
プロのスポーツ選手が試合中に手首や膝、足首など身体のさまざまな部分に巻いているのをよく見ると思います。
テーピングとは、怪我の予防・再発防止・応急処置のためにテープなどによって主に「関節」を補強するものです。
別名「動くギブス」とも呼ばれるテーピングは、ガチガチに固めるギプスと異なり、運動に支障のない範囲で関節や筋肉の動きを制限することで部位の機能をサポートします。
テーピングの目的
なぜ、怪我をしたスポーツ選手がテーピングをよく巻いているのでしょうか。その目的はなんだろうと疑問に思う方もいると思います。
テーピングの目的は大きく4つに分けられます。1つずつご紹介していきます。
外傷の予防
種目やポジションによって怪我のしやすい部位があります。
予想される部位をあらかじめテーピングで補強することで、怪我を予防します。
怪我の再発防止
一度怪我をするとクセになり故障しやすくなります。テーピングによって患部への負担を軽減し、怪我の再発を防ぎます。
応急処置
怪我の直後、速やかにテーピングすることで患部を圧迫・固定し悪化を防いだり痛みを緩和します。
テーピングが有効であるかどうかの判断が重要なので、通っている病院や接骨院の人からアドバイスを受けていただければと思います。
競技中の痛みの軽減
プレー中の痛みを少しでも取り除くためにテーピングで補強します。
応急処置や競技中の徐痛を目的にテーピングする場合は、トレーナーさんなどに相談しましょう。
テーピングの効果
テーピングを巻くことでいくつかの効果があります。
特定の関節の動きを制限する
外傷の原因となってしまう関節への特定の動きを制限することで、痛めた靭帯などへの牽引張力を減らすことができます。
大事なことは、特定の動きのみに制限をかけ、他の動きには制限をかけないことです。
ポイントとしてどの動きに制限をしたいのか、それ以外を制限せずに考え、貼る場所や方向強さを決めることです。
圧迫をする
全体的な圧迫はもちろん、部分的な圧迫もテーピングで行うことができます。
肉離れや太ももの打撲に対するテーピングとして有効です。
痛みを和らげる
関節を固定して痛みを制限したり、圧迫することによって一時的に痛みを和らげることができる場合があります。しかし、テーピングを巻いたからといって治るわけではなく、あくまでも一時的に痛みを和らげているだけですので、そのあとはしっかりと治療を行う必要があります。
精神的な支えとなる
実際にテーピングを巻くことによって、「もう一度同じ怪我をしてしまうんじゃないか」などの再発に関する不安感を軽減することができます。
テーピングの注意点
正確な判断
怪我の原因・状態によって、テーピングが適しているかを判断する必要があります。
外傷がある場合はテープの粘着剤や粘着スプレーがダメージを与える場合があるので注意が必要です。
適切な巻き方
目的・怪我の程度・部位・体型などによって、様々なテーピングの巻き方があります。
使い方を間違えると効き目がないだけでなく、逆効果になる場合もあります。どの巻き方が最も効果的かを考えることが大切です。
ポジション
テーピングを巻く人と巻かれる人が正しい姿勢や角度で行うことで、本来の効果が期待できます。不適切な姿勢では、有効なテーピングはできませんので注意が必要です。
シワを作らない
巻く部位の形に合わせられずにシワやたるみができると、十分な効果が得られなかったり、痛みや水脹れなどの原因になるので注意しましょう。
循環障害・神経障害
テーピングを無造作に巻いてしまうと、循環障害や筋腱障害を起こしてしまう可能性があります。そのため、圧迫の加減やテープが食い込まないように注意する必要があります。
爪を押し爪母の色調変化(爪を圧迫し、赤→黄色に変化するかどうか)を確認することで循環障害の有無を確認するようにすると良いです。
神経障害
テーピングによって神経を圧迫していないか確認する必要があります。
巻き終わった後に皮膚の感覚を確認すると良いです。
皮膚への影響
テーピングを皮膚に直接貼る場合、水ぶくれやかぶれ、湿疹などが出てしまうため注意が必要です。
時間
テーピングは巻いたからといってずっと効果が続くわけではありません。長時間貼り続けることで、皮膚が弱い人はかぶれることがありますし、衛生的にもよくないです。
長期間つけていなければいけない場合は、適度に付け替えるのをおすすめします。
テープの種類
テーピングにもいくつかの種類がございますので紹介していきます。
ホワイトテープ
ガッチリと固定したい時に使うテープで、テープの収縮が少ないのが特徴です。
キネシオロジーテープ
筋肉の動きをサポートしたい時に使うテープで、テープの収縮が大きいのが特徴です。
エラスティックテープ
動きの大きな関節に使うテープで、ホワイトテープよりも収縮はするが、キネシオテープほど収縮が大きくないのが特徴です。
アンダーラップ
テープの下地に使うテーピングです。皮膚がかぶれやすい人や弱い人にテープが直接肌に当たらないように使用します。
他にも細かく種類はありますが大まかな種類はこれぐらいになります。
まとめ
今回はテーピングについてお話しさせていただきましたがいかがでしょうか。
練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院ではケガの応急処置はもちろん、症状に合わせて様々なテープをご用意しています。
筋肉のサポートから固定までさせていただきます。また、重症な症状と判断した場合には、精密検査が必要な場合は、連携している整形外科さんのご紹介もさせていただいておりますので安心して当院に来院していただければと思います。