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2022年5月20日

腰の疲労骨折?学生に多い長引く腰の痛みの原因は腰椎分離症かもしれない

こんにちは。

練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院です。

今回は、スポーツをしている学生がただの腰痛と思っていたら実は怖い腰椎分離症(ようついぶんりしょう)についてお伝えします。

腰椎分離症とはなんですか?

腰椎分離症とは、中学生や高校生のスポーツをしている学生に起こりやすい腰の疲労骨折(ひろうこっせつ)のことです。

一度の強い外力ではなく、反復して加わる外力によって腰椎に負担がかかり発生をします。

腰椎分離症は、成長期のスポーツ活動において使いずぎ(オーバーユース)が原因となることが多いです。

腰椎分離症の症状

①長時間立っていたり、座っていると腰が痛む

②立った状態で腰を反らすると痛みがある

③2~3週間以上腰の痛みが続いている。

④運動中・運動後に腰に痛みがある。

⑤腰部・臀部・大腿部外側の鈍い痛み。

腰椎分離症が起きた時に痛める部位となりやすい人の特徴は?

脊椎の一部にある腰椎が第1~5腰椎まであります。

腰椎分離症は、この後方にある上関節突起と下関節突起の間にある椎弓根部のところで

折れることで発生します。

≪好発するスポーツ≫

野球・サッカー・バスケットボール・バレーボール・柔道など多くのスポーツで起こります。

≪腰椎分離症になりやすい人の特徴≫

①筋肉の柔軟性の低下している人

運動のしすぎで太もも裏の筋肉のハムストリングスやお尻の筋肉の柔軟性が低下して

腰椎に負担がかかり腰椎分離症が起こります。

②体の前後屈・回旋動作の多いスポーツ

成長期の身体が未完成の状態で競技をしていると特定の動作が多くなり。

腰椎に負担がかかりやすくなり腰椎分離症が起こります。

③腹筋と背筋のバランスの不良

体の前と後ろの筋肉の強さ・柔軟性が異なることで

腰椎に負担がかかりやすくなり腰椎分離症が起こります。

腰椎分離症になったらどうしたらいいか?

腰椎分離症は、レントゲン検査ではわからないことが多いです。

MRI検査やCT検査をして、分離症がわかってからも継続して検査をして腰の痛みが良くなっていても、しっかり腰椎の疲労骨折が治っている状態をMRI検査、CT検査をして定期的に検査をして疲労骨折の経過をみましょう。

治療方法は低出力の超音波で治療期間を40%短縮して、最低2か月の安静期間を作ります。

腰を反ったり捻ったりしないように、先生の指示に従って、硬性コルセットの装着を使いハムストリングスと臀部のストレッチをしましょう。

まとめ

腰椎分離症は、スポーツをしている学生に多いケガです。

また、ただの腰痛と思い痛みが良くならず練習を続けている学生も多くいます。

腰椎分離症を放置していると、腰椎のすべり症となり下肢のしびれや痛みを伴う神経症状が出来てたり、将来、慢性腰痛に悩むことがあります。

スポーツをしている学生さんで腰に2~3週間痛みが続くようであれば、一度ご連絡ください。

練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院では、腰の痛みや動きの状態を確認して、必要があれば専門の医療機関にご紹介させていただきます。