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2023年3月22日

むち打ち症状の原因・分類・診断について

むち打ちとは何か?原因とメカニズム

むちうち図解

むち打ちの定義と原因

むち打ちとは、頭部が急激に前後に振られることで首の筋肉・靭帯が損傷を受ける状態を指し、むち打ちの主な原因は交通事故によるものですが、スポーツや遊具での事故などでも発生します。

 

むち打ちは、後方からの追突などにより、急激な衝撃により頭部が動かされ、首周辺の筋肉や靭帯だけでなく、時には神経や血管が過度に伸びて損傷を受ける事もあります。

症状の診断方法

交通事故へのMRI検査

むち打ちの症状の診断は、症状や事故の状況を聞き取り、首の筋肉や関節の動き、その他首以外の状態を調べることで行われます。必要に応じて、X線やMRIなどの画像検査が行われます。

 

また、むち打ちのうち、交通事故の被害に遭った場合は、後の補償や慰謝料について影響するため、検査を受けた際に「診断書」をもらっておく事も重要です。

むち打ちの分類(症状・期間・構造別)

むち打ちには、さまざまな分類方法がありますが、構造・症状の程度・症状の持続期間による分類などが主に利用されています。

 

むち打ちの分類のうち、土屋の分類・ケベック分類・クロフト分類をご紹介します。

土屋の分類

日本で主に使われているむち打ちの分類で、筋肉や神経、血管など構造による分類をしたもの。

 

  • 頚椎捻挫型:頸椎の筋肉や関節が捻挫により損傷し、痛みや不快感が主な症状
  • 神経根型:神経根が圧迫されることによる痛みやしびれが主な症状
  • バレ・リュー症状型:交感神経の過緊張や椎骨動脈の循環障害よる、頭痛・耳鳴り・めまい・難聴・吐き気など様々な症状
  • 神経根+ バレ・リュー混合型:それぞれの症状を両方伴うもの
  • 脊髄症状型:背骨の中を通る神経の幹である脊髄を損傷し、歩行障害や排泄障害など損ようによって様々な症状

ケベック分類

ケベック分類は、症状の程度によって5段階に分類されます。

 

  • Grade 0: 無症状
  • Grade 1: 頸部痛や筋肉の緊張がある
  • Grade 2: 頸部痛や筋肉の緊張に加え、関節の可動域制限がある
  • Grade 3: 神経学的所見(感覚異常や筋力低下)がある
  • Grade 4: 骨折や脱臼などの構造的異常がある

クロフト分類

クロフト分類は、主に治療方法を決定するための分類であり、症状の程度持続期間によって4段階に分類されます。

 

  • Grade 1: 軽度の症状で、短期間(2週間以内)で改善する
  • Grade 2: 中等度の症状で、中期間(2-12週間)で改善する
  • Grade 3: 重度の症状で、長期間(12週間以上)で改善する
  • Grade 4: 治療が困難な場合や、慢性化した症状

 

むち打ちに対する当院のアプローチ

 

損傷直後の急性期には、手技などの施術よりも痛みの緩和を目的に電気や鍼灸施術を行います。

 

痛めた箇所に炎症が起きていればアイシングを行い、その後温熱療法に切り替えます。

 

痛みが強く動かすことが困難な場合には、頸椎カラーと呼ばれている頸部を安定させる固定を行い、日常生活を出来る限り安静に送っていただきます。

 

平和台スポーツ接骨院は専門的な交通事故治療が可能です

交通事故治療の案内

平和台スポーツ接骨院・鍼灸院では、むち打ちについて今回ご紹介した分類だけでなく、交通事故の状況元々のお体の状態現状の症状などをしっかり確認し把握することで、一人一人に最適な治療を行えます。

 

むち打ち症状への特殊な手技による施術はもちろんですが、 最新治療器も使用することで早期回復を目指してより良い施術を行う事も可能です。 電気のビリビリが苦手な人には、ビリビリを感じない電気もあります。

 

※平和台スポーツ接骨院・鍼灸院の交通事故治療に関する詳細は「交通事故治療について」からご覧いただけます。