みなさんは『ぎっくり腰』を経験したことがありますか?
ヨーロッパでは『魔女の一撃』とも言われており、なってしまうと非常に強い痛みに襲われ、重症の場合動けなくなってしまうほどです。
今回は、そんなぎっくり腰とはいったいどのような疾患なのかについてや、原因や対策、治し方について詳しく解説します。
ぎっくり腰の基礎知識
はじめに、ぎっくり腰の基礎知識について解説します。
ぎっくり腰とは
実はぎっくり腰とは俗称であり、正式には『急性腰痛』といいます。
急性腰痛とは、文字通り急性期に発生した腰痛のことであり、慢性腰痛は含まれません。
ある日突然腰に強い痛みが発生すれば、それは急性腰痛であり、ぎっくり腰です。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状といえば『とにかく強い痛み』です。
ぎっくり腰に類似した疾患にはさまざまなものがあり、例えば椎間板ヘルニアでは足に痺れが出たり、坐骨神経痛では尻が痺れたりと、神経症状が主な症状となることが多いです。
しかし、ぎっくり腰の場合はそのような神経症状が出ることは少なく、シンプルに腰が痛い、ということがほとんどです。
軽度のぎっくり腰であれば日常生活は不自由なく送れるのですが、症状が強い場合はトイレに行くことも困難になってしまいます。
腰を動かす全ての動作で痛みが出てしまいますので、ほとんどの行動が制限されてしまいます。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因はいくつか考えられますが、明確な原因は不明です。
しかし、ぎっくり腰になってしまう方には以下のような共通点があります。
- 姿勢が悪い
- 体が硬い
- 疲労が溜まっている
ぎっくり腰といっても、痛めてしまう場所はさまざまです。
筋肉に傷をつけてしまう方もいれば、関節を捻挫してしまう方もいます。
そのような方々に共通しているのが上記の3点です。
まず大前提として、姿勢がよく、柔軟性もあって疲労が溜まっていない元気な方はぎっくり腰にはなりません。
猫背や巻き肩など、不良姿勢でいる方は立っている時や座っている時、普通の方よりも腰にかかる負担が大きく、知らずのうちにぎっくり腰になる原因を自ら作っているのです。
また、体が硬い方もぎっくり腰になりやすいのですが、特にお尻や太ももの筋肉が硬く、ストレッチをした時に激痛が走る方などは特に注意が必要です。
お尻や太ももの筋肉は直接腰に関与しているため、それらが硬い方はぎっくり腰の危険が高まります。
ぎっくり腰の治療法を詳しく解説!
次に、ぎっくり腰になってしまったらどのような治療を行うのかについて詳しく解説します。
ここでは、当院のような接骨院、整骨院、整体院で行う治療について解説します。
1:症状の把握
まずは症状の把握を行います。
ぎっくり腰といっても、筋肉や関節など、どこを痛めたのかによって処置が異なります。
痛めた原因や場所、程度などを詳しく問診、検査を行い治療計画を立てます。
2:説明
今後の治療の流れ、どのような治療を行うのかを詳しく説明します。
3:治療
治療計画に沿って初回の治療を行います。
ぎっくり腰の症状で来院されるほとんどの方は痛めた直後に来院されますが、3日程度は炎症症状が強いため、患部を押圧したりストレッチをしたりすることができません。
超音波治療や電気治療にてアプローチをしたり、テーピングやサポーター、コルセットにて固定を行います。
4:アフターケア
今後の治療の流れや家での生活指導を行います。
ぎっくり腰の場合は1ヶ月程度で完治が見込めるため、それまでどのように過ごしたら良いのか、どのようなことをしてはいけないのか、などについて詳しく説明を行います。
可能であれば自宅でできるエクササイズやストレッチを指導します。
ぎっくり腰になったらどこに行けば良い?
次に、ぎっくり腰になってしまった場合、どこに行けば良いのかについて解説します。
実際にぎっくり腰になって、どこに行ったら良いのかわからなかったという方も少なくないのではないでしょうか。
以下を読んでいただければ、万が一今後ぎっくり腰になってしまったとしても、安心して行動することができるはずです。
接骨院や整骨院へ受診する
ぎっくり腰になってしまった時、まず初めに考えていただきたいのが接骨院や整体院の受診です。
接骨院には柔道整復師という治療のスペシャリストがいるため、その時の状態によって適切な施術を提供してもらうことが可能です。
当院のような接骨院には最新の医療機器も揃っているため、炎症症状が強い場合は電気治療や超音波治療など、その時の状態の最善の治療を行うことが可能です。
また、痛みが取れた後の根本治療など、再発しないための施術も接骨院で行うことができるため、おすすめです。
病院へ受診する(救急車を呼ぶ)
症状によっては歩くことも難しいという方もいます。
そのような時は救急車を呼び病院へ行くということも選択肢として考えておきましょう。
病院では、接骨院のようにしっかりと検査や治療が受けられない可能性もありますが、痛み止めや湿布など、薬をもらうことができます。
セルフケアで対応する
事情により接骨院や病院などの医療機関を受診できない場合は、自宅で応急処置を行わなくてはなりません。
ズキズキと痛みが強い場合は炎症が起きている可能性が高いため、氷や保冷剤でアイシングを行いましょう。
コルセットなどを持っている場合は装着し、あまり激しい動きをしないように心がけてください。
痛み止めや湿布などがあればそれらを服用し、翌日以降なるべく早めに医療機関を受診することをおすすめします。
ぎっくり腰は予防できる!おすすめの対策3選!
上記では、ぎっくり腰の症状や原因、治療について解説しました。
とても強い痛みであるぎっくり腰ですが、速やかに治療を行えば長期化することはありません。
しかし、ぎっくり腰にならないように気をつけることがもっとも重要だといえます。
以下では、ぎっくり腰の予防策としておすすめな方法を3つ紹介するので、ぎっくり腰の経験がある方などはぜひ参考にしてみてください。
柔軟性をアップさせる
ぎっくり腰の予防策としてまず挙げられるのが、柔軟性をアップさせるという点です。
ぎっくり腰になってしまう原因として筋肉や関節の硬さが挙げられますが、それらの柔軟性をあげることでぎっくり腰は十分に予防できます。
最近ではyoutubeなどでもストレッチやエクササイズの動画があがっているため、ジムなどに行くことが難しいという方でも簡単に行うことが可能です。
整体を受けてメンテナンスをする
ぎっくり腰の予防策として次に挙げられるのが、定期的に整体を受けるという点です。
どうしても一般の方は「整体は痛くなったら行く場所」という認識があります。
しかし、痛くなる前からメンテナンスをしていれば、強い痛みになる前に対処することができるのです。
柔道整復師の在籍している整体院に行けば、体の状態に合わせた的確な施術と、効果的なセルフケアも教えてもらうことができるため、とてもおすすめの予防法だといえます。
ぎっくり腰を何度か経験しているという方は、ぜひ定期的なメンテナンスを心がけてください。
運動習慣をつける
ぎっくり腰のおすすめの予防策として最後に挙げられるのが、運動習慣をつけるという点です。
ぎっくり腰になってしまう方の多くに共通しているのが『運動不足』です。
デスクワークなどで長時間座った姿勢が続く方などは、体が固まってしまっているため怪我のリスクが高まります。
適度な運動習慣をつけることで、ぎっくり腰はもちろん他の怪我のリスクも減らすことができるため、ぜひ意識してみてください。
まとめ
ぎっくり腰の基礎知識やなってしまった時にどうすれば良いか、おすすめの予防法について詳しく解説しましたが、参考になりましたか?
今回紹介したように、たとえぎっくり腰になってしまったとしても、適切な治療を行い、アフターケアまでしっかりとできれば痛みはすぐに取れますし、再発も予防することが可能です。
平和台スポーツ接骨院には、ぎっくり腰になってしまった方も数多く来院されています。
当院では、最新の電気治療器や超音波治療器を使い、通常よりも早く痛みを取り除くことが可能です。
何かお困りのことがありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。