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2025年3月11日

マラソンランナーに多い腸脛靭帯炎とは?症状や治療法を解説

みなさんこんにちは。

今回は、マラソンランナーに多い膝の痛みについてお話します。

膝の内側に痛みを訴える≪鵞足炎≫と同じくらい多い頻度で発生する『腸脛靭帯炎』という疾患をみなさんは聞いたことがあるでしょうか。

長年ランニングを続けていて、膝のトラブルを抱えたことがある方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

腸脛靭帯炎を放置しておくと、膝の強い痛みに襲われ、長期にわたってランニングができなくなってしまう可能性もあるとても厄介なケガです。

以下では、腸脛靭帯炎の症状や原因、根本的な改善方法について詳しく解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

※膝の内側に痛みがある鵞足炎についてはこちら⇒

腸脛靭帯炎とは?|平和台スポーツ接骨院

マラソン選手に多い膝の痛みがある腸脛靭帯炎

はじめに、腸脛靭帯炎とはそもそもなんなのかについて詳しく解説します。

腸脛靭帯炎とは

腸脛靭帯炎とは、ランナー膝というふうにも呼ばれておりますが、正式な名称は腸脛靭帯炎となります。

ランナー膝とは、文字通りマラソンや長距離を走るランナーの方がなりやすい膝の疾患の総称です。

つまり、腸脛靭帯炎もランナー膝ですし、腸脛靭帯炎でなくてもランナーが膝を痛めればそれはランナー膝というふうに解釈されます。

ランナー膝の中でも、特に発生頻度が高いものが腸脛靭帯炎なのです。

腸脛靭帯炎の症状

ランニングで膝の外側が痛いランナー膝

腸脛靭帯炎の症状は痛みです。

腸脛靭帯炎と呼ばれる股関節から膝関節までつながっている靭帯が、ランニングなどの過度な負担によって大腿骨との摩擦を起こし、それが繰り返されることによって膝関節の外側で炎症を起こします。

腸脛靭帯炎の特徴として、走り始めは大丈夫でも、走っている途中から痛みが出ることがあります。

症状が強い場合、通常の日常生活でも痛みが出る場合もあるため注意が必要です。

腸脛靭帯炎の原因

整形外科で膝のレントゲン検査をした画像

腸脛靭帯炎の原因には以下のようなことが考えられます。

  • 過度なランニング
  • 柔軟性の低下
  • ランニングシューズが合っていない
  • フォームが乱れている
  • 疲労が蓄積している

腸脛靭帯炎は、膝への過度な負担が原因で起こります。

休まず長距離のランニングをすれば、通常よりも負担が増えるのは当然ですよね。

股関節周辺の筋肉が硬く、体幹があまり強くないという方も腸脛靭帯炎になりやすい状態だと言えます。

腸脛靭帯炎のおすすめの治療法3選

ランナー膝の膝の痛みをストレッチでケアする男性

次に、腸脛靭帯炎になってしまった時のおすすめの治療法を3つ紹介します。

今回は3つ紹介しますが、どれか1つをやれば良いというわけではありません。

腸脛靭帯炎になってしまって困っているという方は、今回紹介する3つの方法全てを行えるように意識してみてくださいね。

接骨院で治療を受ける

腸脛靭帯炎の治療法として1番に挙げられるのが、接骨院で治療を受けるということです。

腸脛靭帯炎では、当然ですが膝に炎症が起きています。

まずはその炎症を1日でも早く取らなければいけないため、整骨院で電気治療や超音波治療にて治癒を促進することが望まれます。

痛みが徐々に落ち着いてきたら、原因となる筋肉のマッサージやストレッチを取り入れるなど、状況に応じた治療が大切になります。

素人の方ではなかなか判断しにくいという点もありますし、このような治療は整形外科でも受けることは難しいでしょう。

腸脛靭帯炎の場合、痛み止めや湿布を処方してもらい経過観察をするよりも、上記のような治療をした方が断然治りは早いです。

近隣に接骨院があるという方は、ぜひ一度受診してみてください。

練習を見直す

腸脛靭帯炎の膝の痛みでストレッチする女性

腸脛靭帯炎を治す方法として、練習内容を見直すということも重要となります。

腸脛靭帯炎の治療をする方の中には、ランニングを継続しながら治療をする方がたくさんいらっしゃいます。

もちろん、状態的に走れるのであれば、治療とトレーニングを同時に行うことは不可能ではありません。

しかし、練習内容次第では一向に治らなかったり、むしろ症状を悪化させてしまう可能性すらあります。

走る距離を減らすのか、時間を短くするのか、など、治すことを最優先に考えた練習を計画しましょう。

再発防止を意識したケア

ランナー膝の予防で体幹トレーニングする女性

腸脛靭帯炎のおすすめの治療法として、再発防止を意識したケアが挙げられます。

もちろん、今の痛みを取り除くことが最優先ではありますが、腸脛靭帯炎の特性上、一度なったことがある方は、二度目を発症してしまう可能性は非常に高いでしょう。

なぜなら、痛みは取れても、肝心な根本原因が取り除けていないからです。

例えば、股関節の柔軟性が原因で腸脛靭帯炎になった場合、整骨院で電気治療や超音波治療、あるいはセルフケアで痛みが引いたとします。

しかし、膝関節の治療をしたからといって股関節の柔軟性が上がるわけではありません。

膝関節の痛みの治療と同時進行で、原因となる筋肉のマッサージやストレッチなどを行うことで、再発防止や根本改善に繋がります。

まとめ

ランナー膝の治療をする練馬区の平和台スポーツ接骨院

今回は、腸脛靭帯炎の症状や原因、根本的な改善方法について詳しく解説しましたが参考になりましたか?

腸脛靭帯炎は、ベテランのマラソンランナーから初心者のランナーまで、幅広いジャンルの方に発症する可能性があります。

症状が強いと歩くことも辛くなってしまいますので、初期症状の段階から治療を受けることをおすすめします。

練馬区の平和台スポーツ接骨院では、腸脛靭帯炎や鵞足炎など、ランニングで起こるケガの症例を多数経験しております。

有効なストレッチのレクチャーなども行っていますので、膝の痛みでお困りの方はぜひ一度当整骨院へ足を運んでみてくださいね。

 

※練馬区・板橋区・氷川台・平和台・錦・早宮・田柄の周辺で交通事故に遭われてお困りの方⇒練馬区の平和台スポーツ接骨院の交通事故治療について