交通事故で受けた怪我が原因で後遺症が残ることがありますが、重要なのは適切な治療と後遺障害認定の適切な手続きです。
今回は、交通事故による後遺症や後遺障害認定について、それぞれの違いや後遺症の種類、手続きについ手などをご紹介します。
後遺症とは?|交通事故による後遺症の種類
後遺症とは、病気やケガに対する治療を行なった後も残ってしまっている症状や障害のことをいいます。
交通事故で起こる後遺症は様々ですが、主なものには以下のようなものがあります。
- むちうち症
- 脊椎・関節の障害
- 神経症状
- 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
交通事故での後遺症の症状について、一つ一つ見ていきましょう。
むちうち症
交通事故による後遺症で最も多いのが「むちうち症」です。
首の筋肉や骨格に損傷が生じることで、慢性的な痛みや頭痛、めまいなどの症状が続くことがあります。
むち打ち症に関する詳細は「むち打ち症状の原因・分類・診断について」からご覧いただけます。
脊椎・関節の障害
交通事故による衝撃で、脊椎や関節に損傷が生じることがあります。
これにより、慢性的な腰痛や肩こり、関節の可動域制限などが生じる場合があり、特に交通事故の際には急激な力が加わるため、脊椎椎間板ヘルニアや各関節を繋ぎ支えてくれている靭帯の損傷などが起こりやすくなります。
神経症状
交通事故で受けた外傷が、神経に影響を及ぼすことがあります。
その結果、しびれや痛み、感覚や筋力低下などの神経症状が発生し、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
交通事故は、肉体的なダメージだけでなく、精神的なダメージも引き起こすことがあります。事故のショックや怖さがトラウマとなり、不安や恐怖感、悪夢などの症状が続くことがあります。
これらの症状は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と呼ばれ、適切な治療が必要です。
後遺障害とは?
交通事故による後遺症がある場合、後遺障害認定を受けることができます。
後遺障害とは、後遺症のうち、
①労働能力が低下(喪失)してしまっている
②自賠責保険の等級に該当しているもの
上記2つが認められているもののことをいいます。
後遺症と後遺障害の違い
言葉が似ていますが、後遺症と後遺障害の意味はそれぞれ違います。
・後遺症:病気やケガへの治療を行なった後も残ってしまっている症状や障害のこと
・後遺障害:後遺障害とは、後遺症のうち、
①労働能力が低下(喪失)してしまっている
②自賠責保険の等級に該当しているもの
上記2つが認められているもの
後遺障害として認められるには、後遺障害認定の基準を満たした上で手続きが必要です。
後遺障害認定の基準と手続き
後遺障害認定は、損害賠償請求の根拠となるもので、手続きが必要です。
後遺障害認定の基準
後遺障害認定は、交通事故による怪我が原因で生じた後遺症が一定の基準を満たす場合に、保険会社から損害賠償を受けられる制度です。
後遺障害の程度は、医師による診断書をもとに、後遺障害等級(1~14級)が判定されます。
後遺障害認定の手続き
後遺障害認定を受けるためには、以下の手続きが必要です。
- 医師による後遺障害診断書の作成
- 保険会社への申請
- 損害保険料率算出機構による審査
- 保険会社による認定結果の通知
- 示談交渉(異議申し立ても可能)
手続きは複雑で煩雑なことがありますが、練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院でもサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
後遺障害認定を受けるメリット
後遺障害認定を受けることには、以下のようなメリットがあります。
適切な損害賠償が受けられる
後遺障害認定を受けることで、交通事故による後遺症が適切に評価され、損害賠償額が決定されます。
これにより、治療費や収入減少分など、適切な賠償が受けられます。
精神的安心
後遺障害認定を受けることで、自身の症状が正確に評価されることで、精神的な安心感が得られます。
まとめ
交通事故による後遺症は、適切な後遺障害認定の手続きが大切です。
また、後遺症にならないためにも、現在交通事故治療で通院しながらも、なかなか症状に変化がない場合などの転院も可能です。
交通事故症状への特殊な手技による施術はもちろんですが、 最新治療器も使用することで早期回復を目指してより良い施術を行う事も可能です。 電気のビリビリが苦手な人には、ビリビリを感じない電気もあります。
交通事故治療は平日夜9時まで(ご予約をいただければ夜10時まで)対応しています。
交通事故でお悩みの方は、ぜひ練馬区の平和台スポーツ接骨院・鍼灸院までご相談ください。
※平和台スポーツ接骨院・鍼灸院の交通事故治療に関する詳細は「交通事故治療について」からご覧いただけます。