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2025年3月19日

子供に多い踵の痛み!シーバー病について解説

突然ですが、スポーツを習っているお子様がいる家庭で、お子様が踵の痛みを訴えてきたことはありますか?

もしかしたらそれは、『シーバー病』かもしれません。

 

シーバー病とは、子供によく起こる踵の痛みの疾患名で、放置しておくと痛みが長期間にわたって続いてしまい、スポーツなど習い事に支障をきたしてしまう可能性があります。

 

今回は、そんなシーバー病について詳しく解説します。

お子様がいる家庭、踵の痛みで悩んでいるという学生の方はぜひ最後までご覧ください。

シーバー病とは|平和台スポーツ接骨院

サッカーでかかとの痛みがある子供

はじめに、シーバー病について簡単に解説します。

シーバー病の症状

シーバー病とは、小学生くらいの年齢の子供に好発するかかとの痛みです。

運動中や運動直後にかかとの痛みを発症し、運動を中止したり、休んだりすると痛みがおさまるといった特徴があります。

 

かかとには炎症が起きているため、腫れが見られることもあります。

シーバー病はよく成長痛と言われておりますが、成長痛は異なり、正しくはスポーツ障害となります。

シーバー病の原因

シーバー病の原因にはさまざまな要因が考えられますが、主な原因は筋肉の柔軟性低下だと言えます。

スポーツや習い事が忙しく休めていない場合や、ストレッチなどが十分にできていない場合など、筋肉に負担がかかっている子供によく発症する傾向があります。

 

また、骨盤の歪みや足首のアライメント異常などの条件、そして原因は不明ですが10歳前後の男子に多く発症すると言われています。

サッカーや野球を習っている小学生の男子で、活動量が多い、ストレッチ不足を自覚しているという方は注意が必要です。

シーバー病の適切な治療法について解説

かかとの痛みがあるお子さんのレントゲン検査

次に、シーバー病の適切な治療法について詳しく解説します。

シーバー病の治療の中でも特に大切な点のみを厳選して解説しますので、シーバー病でお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

アイシングと温熱療法の使い分け

シーバー病の治療で重要な点として、アイシングと温熱療法の使い分けという点が挙げられます。

シーバー病の場合、運動中や直後に痛みが発生してしまいます。

 

そのような時はアイシングを行い、炎症を落ち着かせるよう努めなければなりません。

しかし、いつどんな時でもアイシングをすれば良いというわけではないのです。

 

筋肉は、冷えることで固まり、温めることで柔らかくなります。

シーバー病は、柔軟性が原因でも起こる疾患のため、かかと周辺の筋肉の柔軟性が低下したままでは、痛みはなかなか落ち着きません。

運動後はしっかりと患部を含めた周辺組織を温めることが大切なため、長めに入浴をするなど、温熱療法もとっても重要なのです。

患部の負担を軽減する

シーバー病の治療では、患部の負担を軽減するということも大切です。

具体的には、インソールを使用し運動中のかかとの負担を軽減することや、サポーターの使用が挙げられます。

また、重症の場合は日常生活で歩くだけでも痛みを感じてしまうため、そのようなケースでは松葉杖や車椅子などを使って患部の負担を軽減させます。

日頃から意識しよう!シーバー病の予防法

かかとの痛みで悩む子供

最後に、シーバー病を予防する方法について詳しく解説します。

スポーツをしているお子様がいる家庭の保護者の方は、ぜひチェックしてみてください。

毎日のストレッチを徹底

シーバー病を予防する上で1番重要な点が、ストレッチを毎日徹底して行うという点です。

シーバー病は、疲労がたまり柔軟性に欠けている状態が1番症状を起こしやすいといえます。

 

そのため、練習後、就寝前は必ずストレッチを行うようにしましょう。

練習が休みの日でも継続してストレッチができれば、尚良いでしょう。

具体的には、足の裏、ふくらはぎ、太ももの裏、お尻周りなど、下半身の後面の筋肉を中心にストレッチすることをおすすめします。

アイシングの習慣をつける

シーバー病の予防策としては、アイシングの習慣をつけるということもおすすめです。

過度な練習を行ったあとは、かかとに負担がかかっており軽い炎症を起こしています。

 

それを放置しているとやがてシーバー病へとつながってしまうため、痛みがなくても練習後にアイシングをすることで、シーバー病を未然に防ぐことが可能です。

痛みがないとなかなかできないことですが、一度習慣付いてしまえば難しいことではないため、ぜひ意識してみてください。

トレーニングシューズ・スパイクを見直す

シーバー病を予防するには、トレーニングシューズやスパイクが自分に合っているか見直すということも重要です。

自分の足にフィットしていない、大きすぎるシューズや小さすぎるシューズを吐き続けてしまうと、足の裏やかかとに大きな負担がかかり、シーバー病や足底筋膜炎などのケガをしてしまいます。

 

今使用しているシューズが自分に合っていない場合、新たに買い直すという方法もありますが、インソールを入れることで問題が改善されるのであれば、インソールを購入することもおすすめです。

 

シーバー病の予防用など、かかとへの負担を軽減させる目的で開発されたインソールなどもあるため、ネットなどでチェックしてみると良いでしょう。

まとめ

練馬区のかかとの痛みを治療するスポーツ整骨院

今回は、シーバー病の症状や原因、治療法や予防法について詳しく解説しましたが、参考になりましたか?

シーバー病になってしまうと、運動をするのが億劫になってしまいがちで、適切な処置を怠ると症状が長期化してしまいます。

大好きなサッカーや野球ができなくなってしまいますので、もしシーバー病のような症状が出てしまったら、なるべく早く治療を受けることをおすすめします。

練馬区の平和台スポーツ接骨院では、シーバー病の治療から再発防止のための根本治療も行っています。

シーバー病でお困りの方は、ぜひ一度当整骨院へ足を運んでみてください。

※練馬・板橋で交通事故に遭ったお困りの方はこちら⇒平和台スポーツ接骨院の交通事故治療について