放っておくと怖い打撲!
みなさんは、物などに身体をぶつけて、あざができてしまったことはありますか?
打撲は、日常的に起こりやすい怪我のひとつです。
しかし、放っておくと治るのに時間がかかってしまったり、実は骨折していた。なんてこともありえます。
今回は、スポーツ中以外の日常生活でも起こる打撲の症状や治し方、打撲と骨折の見分け方について詳しく解説します。
打撲とは
はじめに、そもそも打撲とはなんなのかについて解説します。
打撲とは、転倒したり、物の角などに身体の一部をぶつけてしまったりすることによって起こる怪我です。
サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツで起こりやすい怪我としても有名です。
仕事や学校生活などの日常生活でも十分に起こるため、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
打撲の症状
次に、打撲の症状について解説します。
痛み
打撲をすると、痛みが発生します。
軽度の打撲であれば日常生活には支障のない程度の軽い痛みの場合もあります。
しかし、触ると痛い・動かすと痛い。など症状はさまざまです。
何もしなくてもジンジン痛むといったこともあります。
時には骨折した時と同じくらい痛みが強く出る場合もあります。
受傷直後はなんともなかったけど、だんだん痛くなってくる。ということもあるため注意が必要です。
腫れ
痛みとともに打撲のほとんどにみられるのが『腫脹』です。
打撲をした箇所は膨れ上がり赤くなります。
内出血
打撲をした箇所には内出血が起こるため、皮膚が紫色に変色する場合があります。
この症状は打撲の中でも重度の打撲に起こりやすい症状です。
受傷後すぐに変色する場合もあれば、数日後に徐々に紫色に変色する場合もあります。
可動域制限
打撲をした箇所には強い痛みがあるため、付近の関節を曲げ伸ばししにくくなってしまいます。
例えば太ももであれば股関節や膝関節、腕であれば肘関節や手首などに可動域制限がでるでしょう。
打撲の治し方
次に、打撲の治し方について詳しく解説します。
打撲の治し方として有名な『RICE処置』というものをみなさんはご存知ですか?
RICE処置とは、打撲に限らず、捻挫や肉離れなどの急性症状に対する応急処置としても大変有効な治し方のため、みなさん必ず覚えておいてください。
Rest(安静)
RICE処置の『R』は、安静です。
打撲を起こしてしまったら、まず行なってほしいのが患部を安静に保つということです。
打撲をしている箇所をむやみやたらと触ったり、動かしてしまうと症状は悪化してしまいますので、必ず安静を保ちましょう。
Icing(冷却)
RICE処置の『I』は冷却です。
受傷直後は患部が腫れ、内出血がでるため、それらの症状を極力少なくする目的でアイシングを行ないます。
受傷直後にアイシングをするかしないかでその後の経過が変わってくるため、自宅や出先でアイシングができる状況であれば積極的に行ないましょう。
Compression(圧迫)
RICE処置の『C』は圧迫です。
アイシング同様、圧迫することで腫れを最小限に止めることができるため、積極的に行ないたい処置のひとつです。
包帯があれば包帯を使用し、なければサポーターなど、患部を安静かつ圧迫して保てるものを使用しましょう。
Elevation(挙上)
RICE処置の『E』は挙上です。
患部を心臓よりも高い位置に保つことによって、内出血による患部の腫れを防ぐことが可能です。
下半身の打撲であれば仰向けで寝て、タオルや布団などの上に足をおいておくと良いでしょう。
打撲と骨折の見分け方
最後に、打撲と骨折の見分け方について詳しく解説します。
受傷時の状況
打撲と骨折の見分け方としてまず確かめてほしい点が、受傷時の状況です。
骨折の場合、骨が折れた音や感覚などを感じる方が多いため、そのような変な感覚があれば一度病院で検査をした方が良いでしょう。
打撲も骨折も腫れますし、内出血もでます。
そのため、見ただけでは確実に判断することが難しく、受傷時の状況を振り返ることが重要です。
痛みの程度
打撲でも骨折でも痛みは感じますが、骨折の場合は尋常ではないほどの強い痛みに襲われることがほとんどです。
例えばスポーツ中に受傷し、プレーを続行できるのであればそれは打撲である可能性が高いでしょう。
骨折であれば激痛がはしるためプレーすることはほぼ不可能で、ただちに病院へいくべきです。
また、打撲の場合は患部を押すと痛みがでますが、骨折の場合は軽く触れる程度でも痛みがでるということも覚えておきましょう。
まとめ
打撲の症状や治し方、骨折との見分け方について詳しく解説しましたが、参考になりましたか?
上記で紹介したように、打撲と骨折は症状がとても似ています。
強い打撲だと勘違いして見過ごしてしまうことが多々見受けられます。
打撲にしても骨折にしても、早期に治療することが非常に重要なため、不安に感じた方はぜひ練馬区の平和台スポーツ接骨院にご相談ください。
肉離れについてはこちらからご覧ください⇒肉離れについて
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