肩こりの原因
肩こりの原因として1番頻度の高いものとして挙げられるのが姿勢です。
人間の背骨はゆるやかなS字のカーブを描くような構造をしており、それによって頭の重さを支えています。
不良姿勢としてよく挙げられる『猫背』や『反り腰』などですが、それらは全て背骨のカーブに異常を起こしている状態です。
猫背や反り腰の姿勢になってしまうと、頭の重さを支えるのに筋肉への負担が増してしまうため、首や肩の筋肉が常に緊張状態になり、肩こりの症状を発生させてしまいます。
また、長時間の同じ姿勢も肩こりの原因として考えられます。 デスクワークの方やスマホを触る時間の長い方などは肩こりが多いのはそのためです。
肩こりになりやすい筋肉
・僧帽筋
・肩甲挙筋
・菱形筋
・斜角筋
・胸鎖乳突筋
肩こりの対策と改善方法
肩こりの対策と改善方法として1番おすすめな方法は、整体や整骨院・接骨院を受診するという方法です。
接骨院は、柔道整復師という国家資格を有した専門のスタッフが勤務しています。
マッサージやストレッチなどの施術や矯正の治療はもちろん、症状を根本的に改善するための長期的な治療プランや、自宅で行うことができるセルフケアなどをレクチャーしてもらうことも可能です。
整形外科などの病院を受診するといった方法もありますが、肩こりの症状ではレントゲンの検査等で異常が出ることはほとんどなく、痛み止めの内服薬や湿布ではその場は楽になるかもしれませんが、対症療法になってしまうため、根本的な改善は見込めません。
当接骨院での治療方法
当院では、肩こりで辛い筋肉をマッサージするだけではなく『なぜ肩こりになってしまったのか』『肩こりで悩まない為にはどうしたら良いのか』まで見据え、症状を根本から取り除きます。
詳しく問診や検査を行い、どのような施術が最適なのかを見極めます。
マッサージやストレッチももちろん有効ですが、電気治療や超音波治療、運動療法などに加え、根本的な原因になっている姿勢や猫背の矯正も行っています。
また、おおよそかかる通院期間に関しても、最初に提案させていただきます。
そうすることで、いつまで通えば良いのかという不安や、目的やゴールの見えない通院を無くすことが可能です。
自分でできる肩こりへのストレッチ
ここからは、自宅で自分でできる、肩こりにおすすめのストレッチ・体操を3種類ご紹介します。
僧帽筋のストレッチ
①イスに座った状態で、背筋を伸ばします。
②伸ばしたい方の手を背中に回し、反対側の手で伸ばしたい方の耳を押さえます。
※この時、反対側の手は頭の上を通るイメージで、上から回しましょう。
③②で押さえた耳をそのまま把持し、反対側へ首を倒すイメージでゆっくり力を入れていきます。
◆呼吸・頻度:息を吐きながら、ゆっくりと首を倒します。15〜20秒を目安に、1回2セット程度がおすすめです。
肩甲骨回し
①左右の手でそれぞれ同じ側の肩の先を押さえます。
②肘の頭で円を描くように、肩を回しましょう。
③内回し10回、外回し10回程度を1セットと考えていただき、1日に数セット行うと良いでしょう。
またこの時、肩甲骨を動かすようにダイナミックに回すとより良い効果が得られます。
大胸筋のストレッチ
①壁の正面に立ち、伸ばしたい方の手から肘を壁にくっつけます。
②壁につけた手から肘が壁から離れないように意識し、そのまま体を反対側へ捻ります。
③すると、肩関節の前面から胸にかけて位置している大胸筋がストレッチされます
◆呼吸・頻度:息を吐きながら、ゆっくり胸を伸ばしましょう。15〜20秒程度を目安に、1回2〜3セットがおすすめです。