片頭痛の原因とは?対策や治し方を専門家が詳しく紹介!
突然ですが、みなさんは片頭痛に悩まされたことはありますか?
片頭痛になってしまうと、頭が痛すぎて仕事にならない、日常生活もままならないといった状態になってしまうことも少なくありません。
今回は、片頭痛を引き起こしてしまう原因や、治し方や対策などについて詳しく解説します。
片頭痛について気になっているという方はぜひ最後までご覧ください。
そもそも片頭痛と?
頭痛にも何種類か存在していますが、その中でも片頭痛とは頭の片側、あるいは両側がズキズキ、ドクドクというような拍動性の強い痛みを発生させる頭痛のことをいいます。
片頭痛で起こる頭の痛さは他の頭痛と比べても強い部類です。
嘔吐やめまいの症状を併発することも多く、日常生活がままならないといったこともしばしばあります。
片頭痛は、男性にも女性にも起こる可能性がありますが、圧倒的に女性の方が発生確率が高いです。
男性に比べると約4倍も女性の方が片頭痛になるリスクがあると言われています。
片頭痛の症状
次に、片頭痛の症状を詳しく解説します。
強い痛み
片頭痛で1番厄介な症状がこの強い痛みです。
先ほども紹介した通り、片頭痛では頭の片側、あるいは両側にズキズキとした拍動性の強い痛みを発生させます。
歩いたり、動いたりする時はもちろん、じっとしていても強い痛みに襲われてしまいます。
一般的に、片頭痛の症状は4〜72時間と言われており、その日に症状が落ち着く方もいれば、3日ほど続く方もいます。
逆に、片頭痛の症状が4日以上続く可能性は極めて低いため、1週間程度頭痛の症状がある場合は片頭痛以外の疾患を疑うべきだといえます。
吐き気や嘔吐
吐き気や嘔吐なども、片頭痛の症状の1つです。
頭痛により気分が悪くなってしまうため食欲がなくなり、中には下痢などの症状を訴える方もいます。
光や音、においに過敏になる
片頭痛を引き起こすと、光や音、においに過敏になってしまうという症状も引き起こします。
片頭痛になると神経が過敏になるため、普段生活している部屋の明るさでさえも明るすぎると感じてしまったり、テレビやラジオなどの音も大きく感じてしまい、さらに症状が悪化してしまいます。
食欲もなくなるため、食べ物のにおいなどを嗅ぐと気持ち悪さが増し、上記のような吐き気などを催してしまうのです。
神視界に異変を感じる
片頭痛の代表的な症状として、視界に異変が生じます。
これは『閃輝暗点』(せんきあんてん)といい、視覚症状の1つとして知られています。
みなさんは、頭痛の前に視界がキラキラしたり、チカチカしたりしたことはありませんか?
この、視界がチカチカしたりキラキラしたり、実際には何も起こっていないものの視界に異変が生じる現象が閃輝暗点です。
閃輝暗点は、片頭痛が起こる数十分前に起こると言われており、長い場合は1時間ほど持続し、その後片頭痛の症状が徐々に出始めます。
片頭痛の3つの原因
実は、片頭痛の原因は完全には解明されておらず、さまざまな憶測が広がっています。
その中でも特に可能性が高いと考えられる原因は以下の通りです。
自律神経の乱れ
片頭痛の原因としてまず考えられるのが、【自律神経の乱れ】です。
そもそも片頭痛は、頭や脳に繋がっている血管が拡張して引き起こされます。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれの作用で血管が拡張したり、収縮したりするのです。
その血管拡張作用のある自律神経に乱れが生じると、頭や脳に向かう血流に不具合が生じ、片頭痛として痛みが発生するという流れです。
日常生活習慣
片頭痛の原因として、日常生活習慣の乱れも十分に考えられるでしょう。
むしろ、世の中の片頭痛で悩んでいる片のほとんどは、この日常生活習慣が原因で片頭痛を引き起こしているといっても過言ではありません。
過度な労働、パソコンの見過ぎ、不良姿勢、長時間の同一姿勢など、仕事関連での要因は多く考えられます。
ほかにも、睡眠時間の不足や過度な飲酒、喫煙なども片頭痛の原因として考えられます。
遺伝や体質
残念ながら片頭痛は、遺伝的な要因や体質的な要因でも引き起こされるといわれています。
特に母親が片頭痛持ちだった場合、50%程度の確率で子供も片頭痛になるともいわれているため、たとえ生活習慣や自律神経に乱れがなくとも、片頭痛が引き起こされる可能性はあるでしょう。
片頭痛の治し方!有効な対処方法を5つ紹介!
自律神経の乱れや日常生活習慣の乱れ、また遺伝的な要因でも引き起こされる片頭痛ですが、有効な対処法や治し方は存在しています。
以下で紹介する方法は、数ある片頭痛の治し方や対策の中でも特に効果の期待できるものばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
アイシングをする・休息をとる
片頭痛の治し方として1番簡単にできるのが、アイシングをしたり、休息をとるといった行動です。
捻挫をしてしまった関節を冷やすように、冷湿布や氷の入った氷嚢で頭部を冷やしましょう。
片頭痛が起きている時は、頭部の血管が拡張しているため、冷やすことによって血管を収縮させる効果が期待できます。
冷たくて気持ち良いと感じることもとても重要で、リラックス効果も期待できます。
また、過労などが原因で片頭痛が起きてしまった場合は、十分な休息を取ることが望まれます。
電気のついていない暗めで、周りの音が遮断できうるさくない部屋で休むことが推奨されています。
カフェインをとる
カフェインを摂取すると片頭痛の症状が緩和されるというふうにもいわれています。
カフェインには血管の収縮作用があるため、コーヒーなどを飲むことによって頭痛がおさまるケースもあるようです。
ただし、飲みすぎてしまうとお腹を壊してしまったり、眠気が覚めてしまったりということもあるため、コップ1杯など適量が望ましいでしょう。
コーヒーを飲む際はできればホットで、アイスは避けた方が良いでしょう。
生活習慣を改善
片頭痛の治し方として最も効果を期待できるのが、生活習慣を改善するという点です。
生活習慣を変えるということはなかなか難しく、簡単にできることではありません。
しかし、飲酒や喫煙が原因であったり、睡眠時間が少ないことが原因で片頭痛が起きている場合は、アイシングや休息、カフェインを摂取したところで対処療法にしかなりません。
肝心な生活習慣が改善されなければ、また再び片頭痛で悩まされることになります。
根本的に片頭痛を治したいと考えている方は、ぜひ生活習慣の改善に取り組んでみてください。
整体を受けて体を整える
長時間のデスクワークなどで首や肩の筋肉が凝り固まっている場合や、過労により心身ともに疲弊していることによって頭痛が引き起こされている場合は、整体を受けることでそれらが改善する可能性があります。
筋肉をほぐすことで血流が改善し、また自律神経の乱れも整えることができ、なによりすっきりとリフレッシュすることが可能です。
体がだるい、疲れていると感じている方は、ぜひ整体を受けてみてください。
病院を受診し薬を処方してもらう
病院を受診し、薬を処方してもらうことも、立派な片頭痛の治し方です。
痛み止めを服用するという行為は、上記のアイシングなどと同じ対処療法でしかありません。
しかし、その対処療法の中でも1番信頼性があり効果が期待できるのが薬の服用なのです。
どうしても仕事に行かないといけない場合や、夜眠れない場合など、痛み止めを服用することで得られるメリットはたくさんあります。
もちろん、薬に頼らずに症状を改善することが1番の理想ではありますが、痛み止めを飲むことよりも、飲まずに痛みを我慢しすぎて症状が悪化してしまうことの方が何倍も体にはよくないことですので、どうしても辛いという方はぜひ病院を受診してみてください。
まとめ
今回は、片頭痛の原因や治し方、対処法について詳しく解説しましたが、参考になりましたか?
片頭痛とは、誰にでも起こる可能性のあるとても身近な症状です。
これまでになったことがある方はもちろん、まだなったことがない方でも家族に片頭痛持ちがいる方など、今回紹介した対策をぜひ実践していただければと思います。
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片頭痛に限らず、お体の不調でお悩みの方はぜひいつでもご相談ください。
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